アクアリウムの夜
ザザーッ ザーッ ザザーッ……聞こえるかい?ホワイト・ノイズの彼方からぼくたちを呼ぶ、せつなくおぞましい声が──春の土曜日の昼下がり、親友の高橋と行った奇妙な見世物、〈カメラ・オブスキュラ〉。
そこに映し出された水族館には、絶対にあるはずのない地下への階段が存在した。
恋人の良子に誘われて試したこっくりさんは不気味に告げる。
「チカニハイルナタレカヒトリハシヌ」! 〈霊界ラジオ〉から聞こえてくる謎めいたメッセージに導かれ、ぼくたち3人のせつなく残酷な1年が始まる……。
伝説の青春ホラー・ノベル、電子書籍版で登場!
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