七年前、町道場の師範を務める矢萩一郎太が救った赤子がいた。<br />川に流されていた男の子は、兵ノ介と名付けられ元気に育っていた。<br />だが、兵ノ介の背負っていた悲壮な過去が、運命を大きく動かす。<br />感動の書き下ろし。<br />