真紅の人 新説・真田戦記
1614年、大坂の陣。
真田信繁の傍らに、真紅の鎧を纏う若武者の姿があった。
彼の名は佐助。
摂津国の鳶田の集落から大坂の地へやってきた彼には、倒さなければならない仇敵がいた──かつて母親と一族を徳川に惨殺された佐助は、ただひとり生き延び、貧しい集落に流れ着いたのだ。
「真田丸」での鍛錬で、強さを身につけた佐助は、信繁とともに徳川との決戦に挑むが……。
史実を丹念に紡いだ、新たなる真田戦記。
※本書は、二〇一五年二月に小社より単行本として刊行された作品を加筆修正し、副題を加えて文庫化したものが底本です。
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