冲方丁歴史小説3作品試し読み合本(『天地明察』『光圀伝』『はなとゆめ』)
本屋大賞受賞作『天地明察』から始まる冲方丁の歴史小説シリーズ3作品。
それぞれ文庫換算100ページ以上、合計350ページ超が収録された試し読み合本が登場! 大ボリュームの試し読みで冲方歴史小説をご堪能下さい!【収録作品】『天地明察』徳川四代将軍家綱の治世、あるプロジェクトが立ちあがる。
即ち、日本独自の暦を作り上げること。
当時使われていた暦・宣明暦は正確さを失い、ずれが生じ始めていた。
改暦の実行者として選ばれたのは渋川春海。
碁打ちの名門に生まれた春海は己の境遇に飽き、算術に生き甲斐を見出していた。
彼と「天」との壮絶な勝負が今、幕開く――。
日本文化を変えた大計画をみずみずしくも重厚に描く傑作歴史小説。
第7回本屋大賞受賞。
『光圀伝』なぜ「あの男」を殺めることになったのか。
老齢の光圀は、水戸・西山荘の書斎で、誰にも語ることのなかったその経緯を書き綴ることを決意する。
父・頼房に想像を絶する「試練」を与えられた幼少期。
「傾奇者」として暴れ回る中で、宮本武蔵と邂逅する青年期。
やがて学問、詩歌の魅力に取り憑かれ、水戸藩主となった若き「虎」は「大日本史」編纂という空前絶後の大事業に乗り出す――。
誰も見たこともない「水戸黄門」伝、開幕。
第3回山田風太郎賞受賞。
『はなとゆめ』なぜ彼女は、『枕草子』を書いたのか――。
28歳の清少納言は、帝の妃である17歳の中宮定子様に仕え始めた。
華やかな宮中の雰囲気になじめずにいたが、定子様に導かれ、その才能を開花させていく。
機転をもって知識を披露し、清少納言は宮中での存在感を強める。
しかし幸福なときは長くは続かず、権力を掌握せんとする藤原道長と定子様の政争に巻き込まれて……。
清少納言の心ふるわす生涯を描く、珠玉の歴史小説!
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