鎌倉幕府討幕の志が捨て去れぬ後醍醐天皇は、天皇親政の先駆けとなる武士・楠木正成に使いを送る。<br />ともに幕府打倒を目指すふたりだったが、様々な壁が立ちはだかり――。<br />戦乱の世を激しく生きた英雄たちを、情熱的筆致で描いた著者渾身の歴史大河小説。<br />※本電子書籍は『太平記(一)』?『太平記(六)』を1冊にまとめた合本版です。<br />