目には見えないが、そこに確かに存在する何か。<br />日本ではこれを妖怪と呼ぶが、その正体を明らかにする研究こそが「妖怪人類学」である。<br />自ら設立した世界妖怪協会で、この研究活動を晩年のライフワークとした水木しげるは、日本と世界を旅して各地の〈目に見えない存在〉の渉猟に励んだ。<br />その研究成果の粋を集めた本書には、各誌で掲載されたフルカラーの妖怪絵79点と解説編を収録。<br />水木ファン必携の1冊。<br />