『カリム、好きだよ。<br />大好き――』 〈青空のヘクセ〉として街を救い、急速に距離を縮めるカリムと揺月。<br />ふたりを見つめるレイシャの心は揺れ、この恋を諦めようと決意する。<br />「告白なんて、出来るわけないよね」――しかし人々を突然の眠りに誘う謎の精霊〈宿無し〉対策のため、レイシャはカリムとデートすることになり、さらには揺月の代役で〈ヘクセ〉として二人で飛ぶことに……?少年少女の三角関係が描く、波乱の空模様。<br />