ほたるの星
山口県の常徳小学校に赴任してきた元は、念願の教師となって希望に胸を膨らませていた。
だがその希望はやがて戸惑いに変わっていく。
しらけ気味でみんなバラバラの生徒たち。
自分のことばかり要求する親。
そして変化しようとしない教師たち。
そんなある日、元は子供たちの前で「川にほたるが飛んだらいいな」といい、子供たちは飛ばそうといい始める。
ほたるの飼育に必要なのは熱意ときれいな環境だ。
最初は乗り気ではなかった大人たちも、やがて元と子供たちの熱意に打たれ、いっしょにほたるの飼育を手伝うようになる。
そしてほたるが放たれる夏が来た……。
実話を基にした映画化感動作の小説版。
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