石川島播磨重工(IHI)の情報システム室開発センター所長の碓井優は、会社の事業縮小の命を受け辞表を決意。<br />彼の姿を見たシステムエンジニアたちも次々に‘脱藩’。<br />その数はついに80人となった。<br />IHI側の切り崩し工作にも立ち向かいながら、碓井たちはヴェンチャー企業・コスモ80を設立し、苛烈な情報処理産業に参戦していく。<br />会社とは何か、リーダーとは何かを問い直す実名企業小説。<br />