ただいまが、聞きたくて
埼玉県大宮の一軒家に暮らす、和久井家。
一見幸せそうに見える家族だったが、高二の次女は彼氏にフラれて非行に走り、ひきこもりの長女はBL趣味に夢中、商社勤務の父は社内で不倫、そして熟女キャバクラで働く母は家事を放棄。
どこにでもあるごく普通の家族に潜む問題が次々と噴出していく。
やがて和久井家を思いがけない事態が襲い……。
不器用でいびつな家庭の崩壊から再生までをリアルかつ鮮烈に描いた、心温まる感動の物語。
※本書は二〇一四年三月に小社より刊行した単行本『ただいまが、聞こえない』を改題し、文庫化したものが底本です。
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