幻燈辻馬車 山田風太郎ベストコレクション【上下 合本版】
明治15年。
年々文明開化の華やかさを増す東京を行く1台の古ぼけた辻馬車があった。
それを駆るは元会津同心の干潟干兵衛。
孫娘のお雛を馭者台の横に乗せて走る姿が話題を呼び、日々さまざまな人物が去来していく。
ある日2人は車会党の恨みを買い、壮士らに取り囲まれてしまう。
危機に晒されたお雛が「父(とと)!」と助けを叫ぶと、なんと無人の辻馬車が音もなく動き出した! そして現れたのは……? 山風明治ロマネスクの最高傑作。
※本電子書籍は、角川文庫版『幻燈辻馬車』上下巻を一冊にまとめた合本版です。
更新中です。しばらくお待ちください。