10代から20代にかけ、病気と回復を繰り返す心の不安定な時に家出や駆け落ちを繰り返した21歳の淳子。<br />ついに父の小切手を無断で使ったことを見咎められて、北海道で謹慎生活を送ることになる。<br />ある日、彼女の下に逃亡中の殺人犯・礼太が転がり込んできた。<br />理由もなく彼を匿った淳子は、やがて彼に対して奇妙な感情を抱くようになるのだが……。<br />閉ざされた北の別荘で起きる男女の葛藤を描く異色サスペンス。<br />