災神
絶体絶命、希望なし。
気鋭の作家が放つ迫真のパニック・サスペンス!島根県出雲市は、ある一瞬を境に瓦礫の山となった。
TVに映し出される光景に誰もが息を呑むが、原因は不明のまま。
局地的な天災か、北朝鮮のミサイルか、テロか!? 先遺隊として送り込まれた陸上自衛官の新野は、風変わりな子どもアキラと技術者の天音に出会う。
彼女が勤務する巨大な研究施設で起きた‘予測不能な事態’を知った新野は震撼する――。
街が封鎖され通信手段がない中、唯一つながったTwitterには、最新のニュースや、救出を待つ人がいそうな場所などさまざまな情報が寄せられる。
見知らぬ人々の祈りのもと、生存者たちは立ち上がるが……。
すべてを呑みこみ、破壊する。
圧倒的な絶望を前に、人間が立ち向かう術はあるのか?
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