鹿の王【全4冊 合本版】
強大な帝国・東乎瑠から故郷を守るため、死兵の役目を引き受けた戦士団‘独角’。
妻と子を病で失い絶望の底にあったヴァンはその頭として戦うが、奴隷に落とされ岩塩鉱に囚われていた。
ある夜、不気味な犬の群れが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生。
生き延びたヴァンは、同じく病から逃れた幼子にユナと名前を付けて育てることにする。
一方、謎の病で全滅した岩塩鉱を訪れた若き天才医術師ホッサルは、遺体の状況から、二百五十年前に自らの故国を滅ぼした伝説の疫病‘黒狼熱’であることに気づく。
征服民には致命的なのに、先住民であるアカファの民は罹らぬ、この謎の病は、神が侵略者に下した天罰だという噂が流れ始める。
古き疫病は、何故蘇ったのか―。
治療法が見つからぬ中、ホッサルは黒狼熱に罹りながらも生き残った囚人がいると知り…!?たったふたりだけ生き残った父子と、命を救うために奔走する医師。
生命をめぐる壮大な冒険が、いまはじまる―!※本電子書籍は「鹿の王 1」「鹿の王 2」「鹿の王 3」「鹿の王 4」を1冊にまとめた合本版です。
巻末に電子版オリジナルイラストが収録されています。
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