青い花は未来で眠る
私が生きていることに、意味はあるのかな。
かつて自分をかばって姉を失った高校2年生の優香は、乗り込んだ修学旅行の飛行機でハイジャック事件に遭遇する。
飛行機は不時着するが、生き残った乗客はわずかに5人。
テロ事件の犯人は、見慣れない青い花を身につけた4人の美青年だった。
謎を秘めたまま迫りくる彼らと対峙して、生きることに無気力だった優香は変わりはじめる――。
少女が未来を切り拓く、鮮烈なSFサスペンス。
※本書は二〇一四年十月に小社から刊行された単行本『11月のジュリエット』を、加筆・修正のうえ改題し、文庫化したものが底本です。
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