厭世マニュアル
■ろくでもなく愛おしい主人公の決断に、きっと誰かが救われる。
――住野よる氏■薄暗い青春の片隅でうごうごしているとき、我々はみんなマスクをつけている。
――森見登美彦氏(解説より)人生、マスクが必需品。
自称「口裂け女」ことくにさきみさとは、札幌在住の22歳フリーター。
他人とはマスクを隔てて最低限の関わりで生きてきたが、諸事情により、避けてきた人々と向き合う決意をした。
自己陶酔先輩の相手をし、ひきこもりの元親友宅を訪問し……やっかい事に巻き込まれ四苦八苦する口裂けだが、周囲の評価は確実に変化していき――?衝撃の結末とある「勇気」に痺れる、反逆の青春小説!第6回野性時代フロンティア文学賞受賞作。
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