侍の本分 (角川ebook)
「上様の意向に背くとも、上様のことを思うなら」時の将軍、家康にも真っ向から逆らった‘天下の御意見番’大久保彦左衛門。
その著書『三河物語』から侍の矜持を描く、直木賞作家による書き下ろし歴史長編。
「この書付は、後の世に汝どもが御主様の御由来も知らず、大久保一族が長く御譜代であったことも知らず、大久保一族の御忠節をも知らずして、御主様に奉公を怠るようなことがあってはならぬからと三帖にして書き記したものである」――‘天下の御意見番’こと大久保彦左衛門が書き記した『三河物語』。
そこには、頑固一徹、家康に対してすら己の本分を曲げない彦左衛門から見た、大久保一族と徳川家の歴史、その関係が描かれていた。
『三河物語』を紐解き見えてくるのは、現代人の心を引き締める武士の生き様。
緻密な歴史考証から生き生きと紡ぎあげる、本格歴史長編!※本書は、2016年8月27日に配信を開始した単行本「侍の本分」をレーベル変更した作品です。
(内容に変更はありませんのでご注意ください)
更新中です。しばらくお待ちください。