かつて鍵開けの名人だったはじめは、泥棒から足を洗い小さな町工場で働いていた。<br />しかし出所した先輩泥棒の畠山に脅され、泣く泣く盗みを手伝わされることに。<br />忍び込んだ先は絵本作家の豪邸だった。<br />嫌々ながらもふたりで金品を物色していると、不意に何者かが玄関に入ってきた。<br />はじめは自分が家主であると嘘をつき必死に演じるが、今度は‘本物の’家主である絵本作家がリビングに現れ……。<br />曲者たちの騙し合いの結末は!?