会社社長の尾形信吾は、「山の音」を聞いて以来、死への恐怖に憑りつかれていた――。<br />日本の家の閉塞感と老人の老い、そして死への恐怖を描く。<br />戦後文学の最高峰に位する名作。<br />(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved※本作品は電子書籍化にあたり、紙本に含まれていた次の要素を削除しております。<br />〈解説「川端康成──人と文学 長谷川 泉」「作品解説 瀬沼 茂樹」〉