「父を、殺しに行くのだ」民俗学者・折口信夫の元に居候する美少女・美蘭がつけはじめた「明後日の日記」。<br />そこには未来の予言が記されていた。<br />大量の水死体発見、折口に依頼される謎の映画脚本、黄泉から蘇るアナキスト――。<br />死者と生者が交錯する世界に、折口、美蘭そして仕分け屋のはずの木島までが巻き込まれてゆく。<br />シリーズ史上最大の「仕分け」をするのは、折口の師・柳田國男。<br />挿画:森美夏