ラジオパーソナリティの恭太郎は、素敵な声と冴えない容姿の持ち主。<br />バー「if」に集まる仲間たちの話を面白おかしくつくり変え、リスナーに届けていた。<br />大雨の夜、びしょ濡れの美女がバーに迷い込み、彼らは「ある殺害計画」を手伝わされることに。<br />意図不明の指示に振り回され、一緒の時間を過ごすうち、恭太郎は彼女に心惹かれていく。<br />「僕はこの人が大好きなのだ」。<br />秘められた想いが胸を打つ、感涙必至のエンタメ小説。<br />