いつかの人質
宮下愛子は幼いころ、ショッピングモールで母親が目を離したわずかなすきに連れ去られる。
それは偶発的に起きた事件だったが、両親の元に戻ってきた愛子は失明していた。
12年後、彼女は再び何者かによって誘拐される。
一体誰が? 何の目的で? 一方、人気漫画家の江間礼遠は突然失踪した妻、優奈の行方を必死に探していた。
優奈は12年前に起きた事件の加害者の娘だった。
長い歳月を経て再び起きた、「被害者」と「加害者」の事件。
偶然か、それとも二度目の誘拐に優奈は関わっているのか。
急展開する圧巻のラスト35P! 文庫化に当たり、単行本から改稿されたシーンも。
大注目作家のサスペンス・ミステリー。
(解説:瀧井朝世)
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