杜の都、仙台にはかわいくてお天気屋な幽霊がいる。<br />永遠の十七歳(なぜなら死んでいるから)お鈴さんである。<br />江戸時代の幽霊だが、地下鉄も自在に乗りこなし神出鬼没。<br />OLのカエデに取り憑き、奉公人扱いをするなど、やりたい放題。<br />だが事件と聞けば放っておけず、首を突っ込むお人好しでもある。<br />カエデたちを巻き込んでは、仙台の街を縦横無尽に駆け回る。<br />はてさて今日の騒動は!? 読むと元気をもらえる、やさしい幽霊の物語。<br />