警備員の島浦が勤めるのは、工業用ロボットに管理された最新鋭化学工場。<br />ある日、突然警報が鳴り響くと、島浦のいるシェルターの外で次々と人が死んでいく。<br />パニックに陥る工場で、何が起きているのか――。<br />※本書は二〇一五年五月に小社から刊行された単行本を、加筆・修正のうえ文庫化したものです。<br />