おおかみこどもの雨と雪
「好きになった人が、おおかみおとこだった。
」大学生の花(はな)は、彼と出会ってすぐに恋に落ちた。
いつも襟の伸びた同じTシャツを着ていた彼は無口だけどとても優しい人だった。
彼がおおかみおとこだと知ったときも、驚きも自然に受け入れることが出来たのが自分でも不思議だった。
彼はおおかみと人との間に生まれ、その血を受け継ぐ最後の存在だった。
やがて、花は妊娠する。
そして彼との悲しい別れ――。
一人になった花はおおかみの血を継ぐ二人の子供、雪と雨を独りで育てることに……。
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