「ケチは美徳」「嫁いじめを復活させよ」「嫌がらせをすべし」……。<br />斜めに、鋭く社会を見つめる文豪は、軽妙につぶやく。<br />すすめるのは‘力を抜いていい加減に生きる’こと。<br />「明日出来ることを、今日するな」をモットーとし、「人生どうせチンチンゴミの会」と言い放ち、「男の美点は女にはわからない」とぼやく。<br />親友・北杜夫氏との痛快な「ケチ合戦」など、全編笑いにみち、人生を気楽にしてくれるユーモアエッセイ。<br />