教室が、ひとりになるまで
‘最高’のクラスで起きた‘最悪’の事件彼らは何故、『自殺』をしたのか――新世代・青春本格ミステリ!私立北楓高校で起きた生徒の連続自殺。
ひとりは学校のトイレで首を吊り、ふたりは校舎から飛び降りた。
「私は教室で大きな声を出しすぎました。
調律される必要があります」という、同じ文言の遺書を認めて。
垣内友弘にとって三人の死は疑いようもなく自殺――のはずだった。
白瀬美月の言葉を聞くまでは。
「三人とも自殺なんかじゃない。
みんなあいつに殺されたの」最高のクラスで、何故『自殺』は起きたのか。
『犯人』の目的は何なのか。
証明不可能な罪。
裁くチャンスは、一度きり。
最も孤独な謎解きの幕がひらく。
伏線の狙撃手が贈る、慟哭の本格青春ミステリ!
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