罪色のウエディングドレス
「結婚してくれ」そう言うと、彼はお金で私を買った。
ついに恐れていた日がやってきた。
マティーは久しぶりに会った兄の言葉に愕然とする。
亡き父の会社を守るために、ニコデムスと結婚しろというのだ。
彼から初めてプロポーズされたとき、マティーはまだ18歳だった。
それから10年間逃げつづけたのに、とうとうつかまるなんて。
‘君は僕のもので、ふたりが結ばれるのは運命で決まっているんだよ’高笑いをするギリシア人大富豪ニコデムスの顔が、目に浮かぶようだ。
しかし、経営に苦しむ兄を救いたいなら、ほかに方法はない。
彼女にできるせめてもの抵抗といえば、ニコデムスとの結婚式に、灰色のウエディングドレスを着ることくらいだった……。
■資産家令嬢マティーは、さんざん冷たくあしらってきたギリシア人富豪ニコデムスとの政略結婚を強いられたあげく、一糸まとわぬ姿で、彼に命じられるまま屈辱の行為を強要されてしまいます……。
実力派C・クルーズが贈る熱く激しいラブストーリーです!
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