届かなかったラブレター【ハーレクイン文庫版】
ドーラは厳格な父のために家事をこなし、古書店も手伝ってきた。
父の意に沿うような男性と婚約もしたし、何不足ないはずだった。
婚約者を事故で、父親を病気で失い、独りぼっちになるまでは――。
そんな日々に、亡き婚約者の弟、グリフィンがしばしば古書店に顔をのぞかせてくるようになる。
彼は、まだ地味な喪服を着ていると彼女をひやかしたうえに、ドーラと婚約していると母親に嘘までついて、彼女を混乱させる。
なのに、ドーラはグリフィンをむげに扱えないのだった。
兄の次は弟を狙っているとうしろ指をさされるかもしれないのに。
*本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。
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