氷の皇帝に愛を捧げ
ロシアの凍える大地より冷たい大富豪。
この賭に負けたら、私は彼のものになる。
建設中の‘氷のホテル’の設計に力を貸してほしい──億万長者ルーカスの依頼に、エレノアは耳を疑った。
彼女の亡き父はかつて彼に侮辱を受け、評判を地に落としている。
そして今度は、娘の私を罠にかけるつもりなの?不安を覚えながらもエレノアは彼の申し出を受けることにし、ともにサンクトペテルブルクへと向かった。
当初、仕事は順調に進んでいたが、日ごと高まる性的緊張のせいで、エレノアはルーカスの存在に気持ちを乱されるようになっていた。
「どちらが先にキスをするか、賭だ」見抜いたように、彼が提案した。
「もちろん、君が負けたら、君のすべてを差しだしてもらう」■『妖精の涙のわけ』で日本デビューを飾った期待の新人ミシェル・コンダーの最新作です。
冷たい億万長者のつらい過去を知ったヒロインは……? 〈ホテル・チャッツフィールド〉関連作。
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