危険な恋人契約
偽りの愛情表現だとわかっていても、彼の笑顔に胸は高鳴ってしまう。
結婚に失敗し、失意のうちに故郷に帰ってきたマギーは、人里離れた田舎で亡き父の小さな工場を継ぎ、ひっそりと暮らしていた。
そんなおり、祖父の心臓病が発覚。
多額の医療費を支払えるはずもなく、困ったマギーは元恋人で大企業を経営するコナーに助けを求めた。
高校時代、マギーは幸せだった。
彼が離れていくまでは。
10年ぶりに再会したいま、コナーは冷淡だった。
瞳には憎しみさえ宿っている。
だが、事情を聞くと彼は言った。
「1週間、恋人のふりをして僕とスイートルームに宿泊するんだ」それが頼みを聞きいれる見返りですって? 彼は何を企んでいるの?契約成立の証に首筋へ触れた彼の唇の熱さに、マギーの身体は震え……。
■ディザイア作家のなかでも圧倒的な筆力を誇るケイト・カーライルの作品をお贈りします。
切ない想いを抱えたマギーは、ときおり向けられるコナーの燃えるようなまなざしに戸惑いを隠せません。
一方、マギーが彼の隣にいるのを快く思っていない人物がいて……。
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