花嫁の告白
田舎町で小学校教師をしているタマラには秘密があった。
まだ何も知らないうぶな少女だったころ、デート相手に迫られ、望まぬ妊娠をしてしまったのだ。
厳格な両親は彼女に施設で出産させ、子どもは里子に出された。
7年が経ち、タマラは私立探偵に依頼して娘を捜し出した。
娘はフランシーといい、サンアントニオで暮らしているという。
タマラは娘の顔を見たい一心で、いけないと思いながらも、フランシーの養父クレイトンがいる口腔外科に予約を入れてしまう。
そして知ったのだ。
裕福ですばらしくハンサムなクレイトンが、亡き妻の代わりに娘を見てくれる、ナニーを探していることを。
■タマラはフランシーのナニーとなり、クレイトンは彼女の愛情溢れる姿に次第に惹かれていきます。
真実を言い出せないまま、タマラはクレイトンの求婚を受けますが――。
誠実なタマラが嘘を重ねてしまう切なさに、読みながら涙がこぼれます。
更新中です。しばらくお待ちください。