君なくて
キャスリーンは事故で脚に大怪我をし、声楽家になる夢を諦めた。
ところがある日、訪ねてきた音楽の師である修道院のシスターに強引に連れだされ、とあるオーディション会場へ向かうことに。
後遺症のせいで長時間立つこともままならない私を、いったい誰が採用してくれるというの?ウエストエンドの劇場に着くなり、キャスリーンは驚いた。
そこで待っていたのは、新進気鋭の人気作曲家モーガンだった。
促されるままなんとか1曲歌い終えた彼女に、結果が告げられた。
「僕といる限り、君には最高のレッスンを受けさせよう」翌日、キャスリーンは胸騒ぎを覚えつつ、彼の屋敷へ向かうが……。
■人気作家エマ・ダーシーによる、静かな感動を呼ぶ珠玉の初期作。
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