はかなく散った夢
この子は、あなたの赤ちゃんなのよ!そう言えたらどんなにいいか……。
クラリスは17歳のとき幼なじみの年上の男性ロークにキスされてから、ずっと彼との結婚を夢見続けていた。
だが、そばに行くたび、なぜかロークは不快感をあらわにする。
けがらわしいものでも見るような目。
私は嫌われているんだわ!クラリスはロークのことをあきらめようとしたが、欠席できない大事なパーティで顔を合わせたとき、奇跡が起こった。
彼がこれまでの冷たい態度のわけを説明し、愛を告白してくれたのだ。
クラリスは歓喜のなかでロークと熱い一夜を過ごし、彼の子を宿す。
数カ月後、結婚の約束まで交わした愛の記憶をすべて失った彼に、‘二度とぼくに近づくな!’と言い放たれるとも知らずに。
■北米ロマンス界で最重鎮の作家D・パーマーが冴え渡る筆致で描く最新長編をお届けします。
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