メイドが夢見た9カ月
彼が欲しいのは私じゃない。
おなかに宿る彼の後継ぎだけ。
これから親友の結婚披露宴がホテルで盛大に執り行われる。
借り物のドレスに身を包んだエマは、不安と闘っていた。
じつは彼女は妊娠していた。
おなかの子の父親は、ブラジル随一のホテル王、ルーク・マルセロス──まさかこんな場所で彼と再会する羽目になるなんて!ルークとはロンドンで夢のような一夜を過ごしたが、愛人になるよう迫られ、エマは傷心のまま姿を消したのだった。
でも、やっぱり黙ったままではいけないわ。
はっきりと告げなければ。
この子は私が一人で立派に育てると。
■熱いラテンの血をたぎらすブラジル人富豪ヒーローと無垢なヒロインのロマンスです。
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