口づけの行方【ハーレクイン・ディザイア版】 ハーレクイン・ディザイア傑作選
私を嫌っているはずなのに、その唇はとても優しくて……。
アイヴィは物心ついたときから、自分勝手な姉に振りまわされてきた。
美しい長女だけを溺愛していた亡き父が、遺産のすべてを姉に遺したため、今では経済的にも苦しい日々を強いられている。
そんなアイヴィの心の拠りどころは、親友のメリーだ。
ある日、メリーの家に泊まったアイヴィは、真夜中のバスルームでメリーの兄スチュアートと鉢合わせてしまう。
アイヴィは彼が苦手だった。
そばにいるとなぜか落ち着かなくなる。
しかも彼は、アイヴィが姉と同じく奔放で遊び好きだと思いこみ、辛辣な態度で接してくるのだ。
だが、その夜の彼はいつもと少し違った。
不可解なまなざしを向けてきたかと思うと、突然、アイヴィにキスをした。
■様々な時代の選りすぐりのディザイアの話題作をお贈りしていく‘ハーレクイン・ディザイア傑作選’。
第1号を飾るのは、北米ロマンス界の最重鎮ダイアナ・パーマーです。
初めての恋心に揺れるヒロインに、彼の態度は冷たくて……?
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