命のブーケ【ハーレクイン・セレクト版】
ソフィーが実業家ドミニク・ウィンターと出会ったのは、ウェクスラー家の屋敷で造園の仕事を始めた日だった。
ドミニクはソフィーに目を留めると、よそよそしく頷いた。
そのとき、なぜかソフィーの胸はどきんと鳴った。
彼はウェクスラー家のひとり娘バーバラの婚約者なのに。
そのバーバラに同行して海へ行ったある日、事件は起きた。
バーバラがヨットで沖合に出たまま行方不明になったのだ。
駆けつけたドミニクに君の責任だといわんばかりに責められ、慰めたい一心のソフィーは、激情の赴くまま彼に抱かれてしまった。
結果、ドミニクの子を身ごもってしまうとも知らずに。
■HQロマンスで長きにわたって活躍したキャサリン・スペンサーの作品をリバイバル刊行します。
相手の衝動を受け止めただけとはいえ、いわば雇い主である令嬢の婚約者の子を身ごもってしまうとは……。
スキャンダルから始まる愛を描いた名作です。
更新中です。しばらくお待ちください。