よみがえる熱い夜【ハーレクイン・セレクト版】
彼に呼びかけられた瞬間、ナタリーは思い出した。
自分の名前も、彼の名前も。
トラヴィス・ウィーランは、有能な検察官であり、億万長者でもある。
そして、かつて私が心から愛し、濃密な時を過ごした男性――彼が本名と職業を偽っていたことがわかるまでは。
二度と会わないつもりだった彼女はとっさに逃げ出そうとした。
すると彼女の身体を抱きとめ、トラヴィスが言った。
「ナタリー、もう離さない」いやよ、だめ。
嘘つきの恋人には決して知られてはいけないわ。
幼い娘のことを。
そして、なぜ私が記憶を失うはめになったかを。
■トラヴィスとの愛に破れ、ひとりで子供を産み、何者かに追われるはめになったことで記憶を失ったナタリー。
そんな彼女をもう二度と失うまいとトラヴィスは改めて彼女と娘を守る決意をします。
K・ディノスキーのミステリアス・タッチな記憶喪失ロマンスです。
更新中です。しばらくお待ちください。