せつない献身
さよなら、愛しの大富豪……。
記憶が戻れば、私なんて必要ないから。
グレースは亡き父の跡を継いで保安官として懸命に働いてきたが、今日を最後に仕事をやめ、新しい人生を歩むつもりだった。
その夜、彼女は記憶喪失に陥った魅力的な男性を保護した。
何か思い出そうとするたび頭痛に襲われる彼を放っておけず、献身的に世話をするうち、いつしか特別な想いを寄せるようになった。
ところが、やがて衝撃の事実が判明する――彼の正体はとてつもない大富豪実業家だったのだ!それでもグレースは、いまだ記憶の戻らない彼を支え続けることにする。
記憶が戻った瞬間、自分は‘用済み’になると知りながら……。
■記憶喪失の男性の力になりたくて、献身的に尽くすグレースですが、住む世界の違う大富豪の彼が記憶を取り戻すことは、すなわち別れを意味するという、あまりにもせつない状況にあるのでした。
心優しきヒロインを応援せずにはいられない、感動必至の純愛物語です。
更新中です。しばらくお待ちください。