領主を愛した代償
家政婦の娘はシンデレラになれない。
たとえ、王子様の子を宿しても。
貧しい家族の窮地を救うため、ポピーは夢をあきらめて、母の奉公先の領主館で家政婦として働いていた。
だがある日、金目当てに母が領主館の醜聞を売り、激怒した主のガエタノから、即刻立ち退きを命じられる。
ポピーは初恋の彼に許しを請うが、取りつく島もなかった。
すると翌日、ガエタノに呼び出され奇妙な要求を突きつけられる。
「きみの家族を救う代わりに、ぼくの偽の花嫁になるんだ」そんな……。
でも、これは期限付き。
長くは続かない。
ポピーはやむにやまれずうなずくが、新婚初夜に純潔を捧げ……。
■言わずと知れたハーレクイン・ロマンスの最重鎮リン・グレアムの作品をお贈りします。
さえない容姿が原因で、御曹司ガエタノに淡い初恋の想いを打ち砕かれた過去を持つポピー。
いま、美しく成長した醜いあひるの子を前にし、求婚してきたガエタノの思惑は……。
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