絆をもう一度
8回目の結婚記念日の今日が、離婚記念日になるなんて。
夫ジェイクとの離婚が成立したケリーは自宅に友人を招き、ささやかなパーティを開いていた。
むろん、当の夫の姿はない。
世界中を股にかけて活躍するジェイクは、今日に限らず、8年の結婚生活の間、ほとんど家を空けていた。
ケリーが流産して、悲しみの底で苦しんでいたときでさえ……。
彼に愛を求めても虚しいだけ。
そんなケリーの心の声に呼応するように、ふいにジェイクがさよならを告げに現れた。
最後のキスは熱を帯び、それはふたりの体を燃やし尽くした。
数週間後、妊娠したケリーのもとに、耳を疑うような凶報が届く。
■数多の感動作を世に送りだしている実力派作家ルーシー・ゴードン。
彼女の作品のなかでも、とくに再版を望む声が多かった人気作をお贈りします。
別れたふたりが物語の最後に下す決断とは?
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