命の芽吹くパリで
初めてのパリ。
初めての冒険。
そして私は貴族の血を引く子を宿した。
妹と母を相次いで失ったイモジェンは、さらなる悲劇に襲われた。
脳腫瘍で亡くなった母と同じ症状が出始めたのだ。
死を覚悟した彼女は残りの人生を楽しもうと憧れのパリへ向かう。
そこでイモジェンは知人を介して上流階級のパーティに潜入し、フランス人富豪ティエリーと出会い、燃えるような一夜を過ごす。
彼と満ち足りた2週間を過ごしたあとで彼女はパリを去るが、母国オーストラリアへ帰る間際、妊娠に気づいて動揺する。
なんという運命の悪戯。
余命僅かな私が新たな命を授かるなんて。
悩んだ末ティエリーに打ち明けるが、その答えは意外なものだった。
■不治の病に怯えるイモジェンは、パリへ人生最後の冒険の旅に出かけます。
フランス人大富豪ティエリーの子どもを思いがけず身ごもったイモジェンは、小さな命を守るために苦悩するのですが……。
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