見知らぬ夫に恋をして
もう永遠に取り戻すことはできないの?彼と分かち合った思い出も、情熱の記憶も。
病院のベッドで目覚めたアライナは、傍らにいた黒髪の魅力的な男性をひと目見て心奪われた。
「あなたは誰? ドクターかしら?」男性は目を見開いた。
「ぼくはポーター。
きみの夫だ」アライナは交通事故に遭い、過去5年間の記憶を失っていた。
かわいい赤ん坊の息子のことも、贅沢な海辺の家での暮らしも、裕福な経営者の夫に恋をして結婚したことも、なにひとつ思い出せない。
だが、喪失感と孤独に苦しむ日々の中、夫に優しく慰められるうちアライナは気づいてしまった。
事故に遭う前、二人が離婚寸前だったこと、それなのに今、二人の間に情熱の炎が燃え上がろうとしていることに。
■RITA賞を受賞した実力派作家、キャサリン・マンが描くのは、大人気の記憶喪失を題材にしたクリスマスの奇跡の物語。
終盤明らかになる衝撃の真実――引き裂かれた夫婦ははたして愛の絆を取り戻せるのでしょうか? 涙なくしては読めない感動作!
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