十八歳の臆病な花嫁
早すぎる結婚が怖かったんじゃない。
ただ、愛されないことが怖かった……。
ジュリエットは仕事先で思いがけない人と再会し、息をのんだ――10年前の魅力もそのままに目の前に現れた敏腕医師のフィンは、彼女がよく知りながら、ずっと避けてきた男性だった。
18歳のころ、ジュリエットは兄の親友であるフィンの子を身ごもり、彼は責任をとるために彼女との結婚を決めた。
ところが、不幸にも結婚式の2週間前に流産してしまうと、彼が結婚しようとしているのはお腹の子のためと信じる彼女は、愛されぬ花嫁にはなりたくないと逃げ出したのだった。
いま、愛するフィンを前によみがえったつらい記憶が、過去から目を背けてきたジュリエットの胸を容赦なくえぐって……。
■ヒーローのかっこよさに定評がある、名作家サラ・モーガンによる感動物語をお贈りします。
運命の再会に頭が真っ白になるヒロインでしたが、ヒーローと衝突しながらも対話を繰り返すうち、かつて交わされなかった言葉や思いがしだいに明らかになっていきます。
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