なくした愛を囁いて
圧倒的人気を誇るマヤ・バンクス、最新刊!あの日の真実が明らかになるとき、二人の時計の針が動きだす――。
12年前、ザックにはグレーシーという恋人がいた。
深く愛しあい、夜ごと星を見ながら将来を語りあった二人。
だがある日、グレーシーは忽然と姿を消してしまい、幸せな日々は突然に終わりを告げる。
いったいなぜ……彼女を捜そうと一流警備会社の職に就いたものの消息はわからず、以来、片時も彼女のことを忘れられぬまま歳月だけが流れていった。
そんな折、仕事で高級ギャラリーを訪れたザックは、居合わせた美しい画家を見て凍りつく。
「グレーシー?」うわずる声で呼びかけるも、彼女が見せた反応は、あまりに意外なものだった。
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