秘書の報われぬ夢
僕に恋はするな──毎夜、夫は私にそう囁いた。
ラーラはロンドンの会社で個人秘書として働いている。
その豊満な体つきから奔放な女性だと思われがちだが内面はまったく逆。
‘真実の愛’だけをずっと待ちわびていた。
だが、尊敬していた上司からも手酷く扱われたラーラは自暴自棄になり、偶然出会ったイタリア名門貴族の血を引くラウルと一夜をともにし、純潔を捧げてしまう。
翌朝、彼は悩ましげにある提案を持ちかけてきた。
半年間の契約で、妻になってほしいというのだ。
‘子どもはつくらない’‘彼に恋をしない’という条件付きで。
■イタリア大富豪ラウルとの契約結婚の開始早々、ラーラは彼の条件である‘僕に恋はしないこと’を破り、3カ月後には‘子どもはいらない’のに妊娠までしてしまいます。
追いつめられたラーラは、いったいどんな決断をくだすのか……? 要注目です。
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