囚われたレディ
‘野蛮人’にさらわれた、無垢な娘の運命は――16歳のリアノーラは、イングランドと友好関係を結ぶためにハイランドからやってきた客人を見て圧倒された。
ディランという名のその男性は‘野蛮人’と噂されるとおり、恐ろしく長身で、野獣を思わせるほど勇猛でたくましかった。
晩餐の席で正装し紳士的にふるまう彼に目を奪われ、庭園で唇も奪われると、リアノーラの心は恍惚と怖れのはざまで揺れた。
だが、そんな彼女の想いを打ち砕く事態が待ち受けていた――イングランド側が彼の弟を人質に取って不利な誓約を迫ったのだ。
すると、ディランはリアノーラを肩に担ぎ、恐ろしい捨て台詞を吐いた。
「弟を無傷で返さないなら、この女を二度と見ることはないと思え」■リアノーラは右も左もわからない地へと連れ去られ、恐怖から途中で逃亡を図ります。
けれども、一度芽生えてしまったディランへの恋心は消えず……。
荒々しくも情熱的なハイランダー・ロマンスの名作を初リバイバル。
本作を含め今後もタータンチェックにご注目!
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