ザヴィエラの花嫁
わたしとの結婚は、彼には罰でしかないの?優雅な手綱さばきで颯爽と現れた婚約者のアレックス王子に、グレナディの王女エヴァは呆然とさせられた。
彼は素朴な格好をした彼女を使用人の娘と思いこみ、有無を言わさず馬の世話を命じて去っていったのだ。
そもそもエヴァはアレックスの兄王子と結婚するはずだったのに、兄王子が別の女性と結ばれ、放蕩で悪名をはせる弟と婚約したのだった。
だが、傲慢な一方で魅力的なアレックスにしだいに惹かれていく。
彼となら、たとえ政略結婚でも愛ある関係を結べるかもしれない……。
そう思ったのもつかの間、アレックスの頼み事にエヴァは傷つく。
この結婚から逃げたいので、彼女から婚約破棄してほしいというのだ!■けなげなヒロイン像が厚い支持を受けるスーザン・メイアーの2部作〈ザヴィエラの花嫁〉の第2話をお届けします。
前作でザヴィエラの皇太子ドミニクに捨てられた悲運の王女、エヴァが本作の主人公。
彼女は、放蕩者の皮を被ったアレックスの真の姿を知ることに……。
更新中です。しばらくお待ちください。