氷の掟
愛を交わしたはずのベッドに、冷酷にも置き去りにされて……。
レイチェルは知人の結婚式で億万長者ニコライと出会った。
私生活のすべてを神秘のベールで覆い、憂いを帯びた瞳の奥に過去さえも封印したかのような謎めいた彼に、レイチェルはたちまち心を奪われた。
一方ニコライも彼女に惹かれ、二人はめくるめく一夜を過ごす。
だが夜明け前、彼は一言もなく振り返りもせずに部屋を出ていった。
なんて冷たい人なの。
レイチェルは深く傷ついたが、ニコライの行動の裏には誰にも明かせない秘密があった──レイチェルが長年隠してきたのとまったく同じ秘密が。
■恵まれない環境から身を起こし、巨万の富を実力で手に入れた富豪たちのロマンスを描く、キャロル・マリネッリの〈氷の掟〉最新作です。
ニコライとレイチェルのもどかしい恋のゆくえは……?
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