涙の婚約指輪【ハーレクイン文庫版】
豪奢な屋敷で何不自由なく育ったチェシーだったが、父亡きあとは使用人部屋に移り、マイルズに雇われていた。
頬に傷跡が走る孤独な主人の影に、チェシーは心惹かれるが、ある日、マイルズに求婚されて、悩んだ末、退職届をだした。
彼に愛などないのは明白だったから……。
だがマイルズは、仕事を辞めるまでの4週間は少なくとも僕に従うべきだと、執拗に婚約指輪を買おうとする。
だから、チェシーは値崩れしないアンティークものを選んだのだ。
別れてから彼が売れるように。
凍りついた涙のような結晶を。
*本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。
ご購入の際は十分ご注意ください。
更新中です。しばらくお待ちください。